甲斐市の棚田へ。
1週間ぶりですが、がらりと変化がありました。
- 1週間前に取った藻が再生
- 違う種類の藻もあった
- ビオトープにおたまじゃくしがたくさんいた!
- トノサマガエル捕獲に成功
見ていきましょう!
甲斐市棚田の生き物調査
甲斐市の棚田に作ったビオトープで、どんな生き物がいるのか調査しています。
私たちの考えるビオトープとは、人工的に管理した環境で、生物の生息環境を保全すること。
目的としては、在来種の保全、生き物調査をするためにビオトープを作っています。
今回もビオトープの藻を取り除きました。
ビフォアー
アフター
1週間前の網目状のもわもわした藻(アミミドロ)でしたが、今回は棒状の藻が多く感じましたよ。不思議ですね。
たった1週間でも、この時期は生き物がどんどん増えていくのを感じます。
今回びっくりしたことは、ビオトープにオタマジャクシがたくさんいたこと!
ひとすくいで下の写真のようにオタマジャクシがうじゃうじゃ取れました。
種類は何かな?
今回も、コシマゲンゴロウさん。
1週間前は1匹しか見られませんでしたが、今回は十数匹いました。
こちらはヤゴ。
去年10月の稲刈り体験で土の中にいたヤゴかもしれませんね!
2021年10月 稲刈り体験
白バットに集めてみましたが、水が濁っていてよく見えませんね💦
こちらは、ガムシ。
アメンボと小さなオタマジャクシ。
水の中にいるワラジムシみたいな生き物、水ゲジ(ミズムシ)。
すぐひっくり返ってもぞもぞしています。
オタマジャクシについて調べるのに、私たちも使っている本「オタマジャクシハンドブック」。
1冊あると、便利ですよ!
甲斐市棚田にトノサマガエル!
前回からなんとなく気配は感じていました、トノサマガエル。
動きが早いことでも有名なカエルの中のカエルさま。
こんかいはなんと捕獲して、しっかりと種の同定ができましたよ!
こちら、下の写真にいます…見えますか?
網で捕まえようとすると逃げ回って、土を巻き上げるから姿が消えてしまうんですよね。
ねばってねばって、捕まえました。
トノサマガエルとダルマガエルは外見が良く似ていて、種の判別が難しいと言われています。
今回は、トノサマガエルではないかと思います。
産卵時期で田んぼに来ていたのかもしれませんね。
土の上に置いてみると、どこにいるのか分からなくなりますね。
流れの速いビオトープにはカワニナがいた!
甲斐市棚田のわきに作ったビオトープは3つあり、その1つはなぜか流れの速めになりました。
水流や水の入り具合、土の傾斜、植生などなどの影響で変わるのかもしれませんね。
流れが早く、土でできた小川のようなビオトープ。
こちらは藻が発生していません。
細長い巻貝のカワニナ?がいました。
カワニナはホタルの餌としても知られていますね。
3つのビオトープは違った特徴があるので、観察のしがいがありますね。
まとめ:甲斐市棚田に生き物が増えてきた!
今回もたくさんの生き物に出会えました。
まとめてみますと…
- コシマゲンゴロウ
- 小さなゲンゴロウ類
- ヤゴ
- オタマジャクシ
- ガムシ
- 小さなガムシ
- 水ゲジ(ミズムシ)
などなどがいました。
近くでは、トビ、キジ、ツバメが飛んでいました。
また、甲斐市の棚田にいるカエルは、
- アマガエル
- シュレーゲルアオガエル
- アズマヒキガエル
- トノサマガエル
の4種いることがわかりました。
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