11月下旬、稲刈りは終わり、田んぼの水はすっかりなくなっていました。
こちらはほぼ同じ場所の写真です。左が9月下旬、右が今回11月下旬のようすです。
夏場はあんなに生物多様性にあふれた田んぼでしたが、水がなくなったら生き物たちはどうなるのか、考えたことありますか?
では、見てみましょう!
冬水田んぼで出会った生き物たち
稲作シーズンが終わると日本ではほとんどが水を切ってしまいます。
水がなくなって干からびた田んぼでは、生き物が死んでしまうこともあります。
以前から作り進めていた、「冬水田んぼ」。
今回は実験的に挑戦。
ビオトープの一部にたらいを埋め込みました。
さて、生き物は集まっているでしょうか(#^^#)
上からのぞいていると…時々マツモムシがプカ~ッと浮かんできました。下の写真の中央付近、見えますか?
夏場~秋にかけては、常に水の上方に浮かんでいたマツモムシですが、この時期は基本的には水中にもぐっているようです。不思議ですね。時々呼吸をするために浮かんできます。
さてさて、タイトルにもあったように、タイコウチを初めて発見しました!
体長4,5㎝、管も入れると10㎝以上あるビックサイズ!
この場所で見つけるのは初めてです。小さな水場ですが、唯一の水場に集まって来てくれたのでしょう。
あとは、小さなゲンゴロウ(ハイイロゲンゴロウ?)を見つけました。
冬場でも水が切れない田んぼが1枚でもあったら、きっともっと生き物たちが増えてくれるんだろうな。
いつかタガメも見てみたいです。いるのなら…どうかな?
田んぼの生き物を観察するために、田んぼにビオトープを作りましたが、一年中水を張った場所を作りたいな…と考えています。
乾いた土を掘ってみたらヤゴがいたよ!
ビオトープの底は、乾燥してひび割れていました。
シャベルでちょっとだけ掘り起こしてみたところ、ヤゴがたくさんいました。
逆光になってしまいすみません。大きさの様々なヤゴや数匹見つかりました。
土の中にいたのに起こしてしまってごめんね。観察後すぐに逃がしたところ、割れ目に戻っていきました。
ヤゴは土の中で冬越しをするようですね。また春頃、無事に会えるといいなと思います。
まとめ:初冬の棚田でタイコウチを見つけた
今回は、マツモムシ、タイコウチ、ハイイロゲンゴロウ、ヤゴを見つけました。
大きなタイコウチはテンションが上がりましたよ!
冬水田んぼの重要性を再確認しました。
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