森の学校 サンショウウオ観察会に講師として参加しました

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サンショウウオ観察会

2023年7月2日、サンショウウオ観察会の講師として山梨県大月市へ行ってきました。

年間を通して行われる「森の学校」のプログラムのひとつです。

今回はサンショウウオ観察会の様子をレポートしていきます。

目次

サンショウウオ観察会の内容

サンショウウオ観察会は、山の上にある川の上流へ行きます。

午前午後に渡ってのスケジュールは、ザックリこんな感じでした。

午前 サンショウウオを捕まえてみよう!
午後 サンショウウオを計測してみよう
   餌となる水生昆虫を探して、あげてみよう
   サンショウウオを別の場所で探してみるのもOK

午前中は、全員でサンショウウオを探しました。

各自持ってきたお昼を食べて休憩後、午後は、引き続きサンショウウオを捕まえるチームと、計測&観察&餌やりチームに分かれました。

サンショウウオ観察会の様子

サンショウウオ探し

現地にて、サンショウウオの簡単な説明のあと、網と虫かご(プラケース)を渡し、みんなでサンショウウオ探し!

そっと石を持ち上げ、サンショウウオがいるかどうか調べます。

山梨県に生息するサンショウウオは3種。(ハコネサンショウウオ、ヒガシヒダサンショウウオ、アカイシサンショウウオ)

ここでは、ハコネサンショウウオが見つかりました。

川で見つけることができるのは、エラが生えている、サンショウウオの幼生です。

色の違いは個体差と言われています。黒っぽいのや、茶色っぽいの、模様があるものもいました。

今回は、午前17匹、午後3匹捕まえることができました。

午後計測しましたが、大きさは3~7㎝ほどでした。

川岸の木の根元にいたという、タゴガエル。

落ち葉色で、一見するとどこにいるかわかりませんね。

5㎝くらいのイワナもいました。

サンショウウオを計測してみよう

今回新しく購入したアイテム、「わくわく観察ケース」。

こちらを使って計測しました。

メモリがついた水槽なので、大きさを測ることができます。

サンショウウオを1匹ずつ入れて、体長を計測していきました。

全データはこちらになります。

No.種名全長(cm)
1ハコネサンショウウオ3.0
2ハコネサンショウウオ3.8
3ハコネサンショウウオ3.8
4ハコネサンショウウオ4.0
5ハコネサンショウウオ4.0
6ハコネサンショウウオ4.0
7ハコネサンショウウオ4.2
8ハコネサンショウウオ4.5
9ハコネサンショウウオ5.0
10ハコネサンショウウオ5.0
11ハコネサンショウウオ5.0
12ハコネサンショウウオ5.0
13ハコネサンショウウオ5.2
14ハコネサンショウウオ6.0
15ハコネサンショウウオ6.5
16ハコネサンショウウオ7.0
17ハコネサンショウウオ計測値なし
18ハコネサンショウウオ計測値なし
19ハコネサンショウウオ計測値なし
20ハコネサンショウウオ計測値なし

お昼を食べている間や計測している間に、白いバットから這い上って逃げてしまった個体もいたため、計測値なしが4個体となってしまいました。

サンショウウオの餌となる水生昆虫をあげてみよう

サンショウウオの住む川には、たくさんの水生昆虫もいます。

川の中を見ながら、サンショウウオの生息環境を見てみました。

小さな水生昆虫を捕まえてあげてみました。食べるかな?

カワゲラの幼虫、赤虫、ヒル、ザザムシなどなど、いましたよ~。

パクッとしたのに吐き出したり、食べたそうなのに食べなかったり…。あまり大きいのはお口に合わないようでした。

ずっと見ていると、、、赤虫をパクッとしました。

↓こちらも、口から虫の頭がはみ出ています。

通常夜行性のためかあまり食いつきはよくなかったです。

まとめ:サンショウウオについて学んだよ

今回のサンショウウオ観察会では、サンショウウオについて実際に捕まえて、見て、学ぶことができました。

サンショウウオの動き、泳ぎ方、食べ物、生息環境など、実際に見ることはとっても意味があります。

今回は、合計20匹のサンショウウオを捕まえることができ、しかも、参加者全員が捕まえることができました。

捕まえたサンショウウオは、川へ放しました。

森の学校は定期的に開催しています。

今後、生物多様性やまなしとして、別の場所でもサンショウウオを観察していきたいと考えています。

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