カヤネズミは主に河川敷や水田の畦を生息環境する小型のネズミです。
高草の球状の巣を作り繁殖活動を行うため、生息環境がカヤ原や水田等と限定されており、山梨県RDB2018では要注目種(N)とされています。
県内では、釜無川や笛吹川の河川敷のカヤ原(背の高いイネ科植物の草原)が主要な生息地と推測されますが、自然、人為的問わず河川環境の攪乱により生息状況に大きな変動が想定される種であり、2021年現在、山梨県内の実際の分布はほとんど把握されていません。釜無川や笛吹川の河川敷のは大雨の際に水没してしまうこともあるため、支流や周辺水田等の生息地も、カヤネズミの存続にとって重要な場所となります。
このプロジェクトでは、カヤネズミの生息分布を明らかとするために、まずは甲府盆地の河川敷における営巣状況の調査を行っています。
目次
調査活動
- 調査日:R3年9月25日(日)
- 時間:14:00~17:00
- 天気:秋晴れの良い天気
- 調査地① 富士川町 富士川親水公園(4個の巣を確認)
- 調査地② 市川三郷町 神明の花火大会会場(1個の巣を確認)
- 調査地③ 中央市 田富ふるさと公園(1個の巣を確認)
- 調査日:R3年10月2日(日)
- 時間:14:00~17:00
- 天気:秋晴れの良い天気
- 調査地① 韮崎市円野 午頭島公園(巣を確認できなかった)
- 調査地② 韮崎市水神の釜無川河川緑地公園(巣を確認できなかった)
- 調査日:R3年10月16日(土)
- 時間:14:00~17:00
- 天気:秋晴れの良い天気
- 調査地① 身延町峡南橋西詰(巣を確認できなかった)
- 調査地② 身延町宮木地先の河川敷(1個の巣を確認)
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