7月下旬、夏の田んぼビオトープでは、たくさんの生き物がいました。
わずか10分ほどで、10種類も確認できましたよ!
また、今回から「冬水田んぼ」づくりを始めました。
今回は、生き物観察の結果や、冬水田んぼについてお伝えしていきます。
夏の田んぼビオトープは生き物だらけ!
子供たちは夏休みにも入り、夏真っ盛りの日、ビオトープの様子を見に行きました。
草がかなり生い茂っていますね。
今回は、トノサマガエルの子供?小さなトノサマガエルをたくさん見かけました。オタマジャクシからカエルになったのかな?それにしては大きいサイズではないでしょうか??
さっそく網ですくって生き物観察をしてみました!
こちらは何かわかりますか?
アカハライモリの幼体です。2~3㎝ほどでまだエラがついています。
ミズカマキリ(初)、マツモムシの成体(初)、コオイムシ(初)とビオトープで初めて捕まえた生き物もたくさんいました。
見やすいように、きれいな水に移し替えました。よく見える~。
- ミズカマキリ(初)
- マツモムシの成体(初)
- コオイムシ(初)
- アカハライモリ成体
- アカハライモリ幼体
- ヤゴ(種類?)
- イトトンボのヤゴ
- 小さなゲンゴロウのなかま
- オタマジャクシ(トノサマガエル?)
- ミズグモ
わずか10分ほどの間に、10種類もの生き物を捕まえました。
こちらマツモムシの奇跡の瞬間!裏と表です。
マツモムシってお腹を上にして泳いでるんですが、時々背中を上にするんですよね。首?の部分が透明で、目も大きくて羽があって・・・と観察してると、ピューっと飛んで行ってしまいました。
こちらは、イモリたち~。
エラがフサフサとしていて、野生の力強さを感じます。
ミズカマキリ、イトトンボの仲間のヤゴ。
ヤゴ、オタマ、イモリ、タニシたち。
オタマ、イモリ、ゲンゴロウの仲間、イトトンボのヤゴ、コオイムシ。
コオイムシは下の写真のほうが見やすいですね。去年の10月、土の中にいるのを見かけましたが、ビオトープに入っているのは初めて見ました!
トノサマガエルの子供、ちょっと小さいですが、立派なトノサマガエルですね!
一生懸命観察しました。
おまけ、これは・・・ネズミがあけた穴ですね!オニグルミの両面に穴が開いていました。
ビオトープのすぐ近くにありました。
草を抜いてビオトープを管理する
今回も、草が生えすぎてビオトープが見えなくなってしまっている部分をメンテナンス。観察できるように、少し抜いたり鎌で刈ったりしました。
大変だった割に、またすぐに生えてきそうです(^^;
冬水田んぼ作り開始!より生物多様性の棚田を目指そう
冬場の甲斐市千枚田は、水を抜いてしまうようです。
冬の間に水場があったら、生き物たちはどれだけ生き残ることができるのでしょうか。
日本には、「冬水田んぼ農法」という農法があります。
水源の問題や周りの水田との関係もあり、なかなか難しいところもあります。
が、今回ビオトープ付近の一部に冬場も水を張ったままにする「冬水田んぼ」を作ることにしました。
とはいえ、今回はこの一区画のみ。
土が水分を多く含んでいるため、穴を掘るのも一苦労ものなんですよ~。
このままだと数日で水が引いてしまうとのことなので、ドラム缶を埋め込んでしまうか、またはシートを張るか検討しています。
周りの棚田は稲も伸びてきました。
まとめ:夏のビオトープは生き物がいっぱい!
2022年7月24日の調査では、10種類の水生生物を確認しました。
- ミズカマキリ(初)
- マツモムシの成体(初)
- コオイムシ(初)
- アカハライモリ成体
- アカハライモリ幼体
- ヤゴ(種類?)
- イトトンボのヤゴ
- 小さなゲンゴロウのなかま
- オタマジャクシ(トノサマガエル?)
- ミズグモ
夏のビオトープは生き物が非常に多く、多様性を感じました。
また、冬水田んぼ作りを開始しました。より生き物が溢れる棚田を目指しています。
冬水田んぼのその後はこちら↓
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