甲斐市御領千枚田いきもの調査|夏は生き物だらけ!冬水田んぼづくり開始(R4.7.24)

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甲斐市 棚田 ビオトープ

7月下旬、夏の田んぼビオトープでは、たくさんの生き物がいました。

わずか10分ほどで、10種類も確認できましたよ!

また、今回から「冬水田んぼ」づくりを始めました。

今回は、生き物観察の結果や、冬水田んぼについてお伝えしていきます。

目次

夏の田んぼビオトープは生き物だらけ!

子供たちは夏休みにも入り、夏真っ盛りの日、ビオトープの様子を見に行きました。

草がかなり生い茂っていますね。

今回は、トノサマガエルの子供?小さなトノサマガエルをたくさん見かけました。オタマジャクシからカエルになったのかな?それにしては大きいサイズではないでしょうか??

さっそく網ですくって生き物観察をしてみました!

こちらは何かわかりますか?

アカハライモリの幼体です。2~3㎝ほどでまだエラがついています。

ミズカマキリ(初)、マツモムシの成体(初)、コオイムシ(初)とビオトープで初めて捕まえた生き物もたくさんいました。

見やすいように、きれいな水に移し替えました。よく見える~。

  • ミズカマキリ(初)
  • マツモムシの成体(初)
  • コオイムシ(初)
  • アカハライモリ成体
  • アカハライモリ幼体
  • ヤゴ(種類?)
  • イトトンボのヤゴ
  • 小さなゲンゴロウのなかま
  • オタマジャクシ(トノサマガエル?)
  • ミズグモ

わずか10分ほどの間に、10種類もの生き物を捕まえました。

こちらマツモムシの奇跡の瞬間!裏と表です。

マツモムシってお腹を上にして泳いでるんですが、時々背中を上にするんですよね。首?の部分が透明で、目も大きくて羽があって・・・と観察してると、ピューっと飛んで行ってしまいました。

こちらは、イモリたち~。

エラがフサフサとしていて、野生の力強さを感じます。

ミズカマキリ、イトトンボの仲間のヤゴ。

ヤゴ、オタマ、イモリ、タニシたち。

オタマ、イモリ、ゲンゴロウの仲間、イトトンボのヤゴ、コオイムシ。

コオイムシは下の写真のほうが見やすいですね。去年の10月、土の中にいるのを見かけましたが、ビオトープに入っているのは初めて見ました!

トノサマガエルの子供、ちょっと小さいですが、立派なトノサマガエルですね!

一生懸命観察しました。

おまけ、これは・・・ネズミがあけた穴ですね!オニグルミの両面に穴が開いていました。

ビオトープのすぐ近くにありました。

草を抜いてビオトープを管理する

今回も、草が生えすぎてビオトープが見えなくなってしまっている部分をメンテナンス。観察できるように、少し抜いたり鎌で刈ったりしました。

大変だった割に、またすぐに生えてきそうです(^^;

冬水田んぼ作り開始!より生物多様性の棚田を目指そう

冬場の甲斐市千枚田は、水を抜いてしまうようです。

冬の間に水場があったら、生き物たちはどれだけ生き残ることができるのでしょうか。

日本には、「冬水田んぼ農法」という農法があります。

【冬水田んぼ農法】
冬の田んぼにも水を張る伝統農法。
冬にも水を張ることによって、生物多様性を耐えさせずに土が肥え、雑草の抑制にも繋がる。

水源の問題や周りの水田との関係もあり、なかなか難しいところもあります。

が、今回ビオトープ付近の一部に冬場も水を張ったままにする「冬水田んぼ」を作ることにしました。

とはいえ、今回はこの一区画のみ。

土が水分を多く含んでいるため、穴を掘るのも一苦労ものなんですよ~。

このままだと数日で水が引いてしまうとのことなので、ドラム缶を埋め込んでしまうか、またはシートを張るか検討しています。

周りの棚田は稲も伸びてきました。

まとめ:夏のビオトープは生き物がいっぱい!

2022年7月24日の調査では、10種類の水生生物を確認しました。

  • ミズカマキリ(初)
  • マツモムシの成体(初)
  • コオイムシ(初)
  • アカハライモリ成体
  • アカハライモリ幼体
  • ヤゴ(種類?)
  • イトトンボのヤゴ
  • 小さなゲンゴロウのなかま
  • オタマジャクシ(トノサマガエル?)
  • ミズグモ

夏のビオトープは生き物が非常に多く、多様性を感じました。

また、冬水田んぼ作りを開始しました。より生き物が溢れる棚田を目指しています。

冬水田んぼのその後はこちら↓

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